最近クルマを乗り換えました。
乗り換えたクルマは古い年式の中古車ですが、良い走りをしてくれるので大変気に入っています。
しかしながら、気になっている点がないわけでもありません。
それはリアガラスに貼られている、
・燃費基準〇〇%達成車
・低排出ガス車
のステッカー(燃費基準達成車ステッカー・低排出ガス車ステッカー)がすっかり劣化してしまっていることです。
別にこのままでも全く問題はないのですが、
「剥がせるものなら剥がしたい」
そう思ってウズウズしている方に向けて、燃費基準達成車ステッカー・低排出ガス車ステッカーの剥がし方をご紹介いたいと思います。
まず初めにそのステッカー剥がしても大丈夫!?
でも、果たしてクルマに貼ってあるステッカーは勝手に剥がしても大丈夫なんでしょうか?
例えばフロントガラスに貼ってある車検ステッカーは表示が義務づけられており、これに違反すると50万円以下の罰金が科せられてしまう。
すなわち決して剥がしてはならないのです。
さて、剥がしたくてウズウズしている当の燃費基準達成車ステッカー・低排出ガス車ステッカーについて調べてみたところ、
剥がしても問題ないようなので思い切って剥がしてみることにしました。
ステッカーはがし液
ステッカーを剥がすに当たって、ステッカーはがし液を使うことに決めました。
はがし液は、近くのカー用品店で売っていたホルツのステッカーはがし「ステッカーリムーバーリキッド」を購入しました。
容量20mlでヘラが付属されています。
購入してから気づいたのですが、ガラス専用のはがし液も売ってありました。
成分はどちらも有機溶剤系ですが、ガラス専用の方は水溶性となっています。専用品の方がガラスには優しいので、こっちを買っておけば良かったと購入してから後悔。
作業開始
はがし液を塗る
いざ作業開始。
まず、ステッカーの周囲にはがし液を塗ります。
塗った跡が分かりにくいけどこんな感じ。
塗り終わったら、いよいよ剥がしにかかります。
付属のヘラで剥が……せない!?
剥がすには付属のヘラを使用します。
あれっ?
は、はがれない…….。
ステッカーがガチガチに貼り付いてしまっているため、はがし液がステッカーとガラスの隙間に浸透しないようです。
おまけに付属のヘラはあまり厚みがないため、フニャフニャして力が上手く入らないもんだから、本当にほんのわずかしか剥がせません。
なんだ全然剥がせないじゃないか。話がちがうじゃないか。
なぜなんだと思って製品の説明書きをよく読んでみます。
使用できない物
・古いステッカー(粘着剤が完全硬化しているステッカー)
あっ……。
今剥がそうとしているモノは完全に古いステッカーだ。
古くないステッカーなら、もっと剥がれやすくてヘラを使うときにさほど力を必要としないはずだから、このようなヘラの形状で充分なのでしょう。
やってしまった。
だが、いまさら作業を中止したくありません。
「また今度にするか」
となれば、その「また今度」は自分にはなかなかやって来ないのをよく知っています。
ドライヤーは有りなのか
なんとかする方法を考えます。
そういえば、シールをドライヤーであたためると熱で接着剤が溶けて剥がしやすくなる方法がありました。
ステッカーをドライヤーであたためたら、剥がれやすくなるかもしれない。
とりあえずドライヤーを使ってみることに。
やり始めてすぐに、
(今は寒い季節。ドライヤーの熱と外気温の温度差でガラスが割れたりしないかな……)
頭にそんなことがよぎったので、ドライヤーの力を借りて剥がすのはやめることにしました。
ダメ元でパテヘラを使ってみる
じゃあ他に何か良い策はないだろうかと考えを巡らせながら、工具置き場を物色することに。
ゴソゴソしていると、昔バンパーの擦り傷を補修するときに購入した未使用のパテヘラが何枚か出てきました。
触ってみると、適度な硬さがあります。
「これはイケるかもしれない」
試しに使ってみることに……。
再度、はがし液をステッカー周囲に塗りなおし、今度はパテヘラを使用してみます。
おっ!
剥がれるじゃないか!
決して気持ちよくペラペラ剥がれていくわけではないが、力を込めて剥がそうとすると確かにステッカーとガラスの間にざくっとパテヘラが入っていく。
先ほどの付属のヘラで作業してたときよりずっと良い。
「もう、自己責任でやっちゃおう……」
そう決心し、作業を再開させます。
パテヘラを使って少しずつ剥がしていく。
剥がれなくなったら、剥がせた部分とまだ剥がせてない部分の隙間にはがし液を塗り込む。
この手順を繰り返し行なっていくと、
やったー!剥がれたー!
非常にざっくりとではありますが、確かに剥がしきりました。
まだ手をつけていないステッカーの方も同様の手順で剥がしていきます。
大まかに剥がし終えたら、ステッカー跡地にはがし液をまんべんなく塗ります。
塗ったら、ウエスでよく拭く。
塗る→拭く
を何度か繰り返す。
あらかた綺麗になったら仕上げに移ります。
水で濡らしたウエスでよく拭き、
さらに窓ガラスクリーナーを使って拭きあげて作業終了です。
キレイです。
ステッカーの輪郭がうっすら残っているが、この部分は完全に硬化してしまっているので現時点でこれ以上綺麗にすることは不可能ですので、
今は目を背けよう。
きっと時が解決してくれるさ。
ビフォーアフター
さいごに
気になっていたステッカーをなんとか無事に剥がせて満足です。
何とか綺麗にステッカーを剥がすことができました。
しかし、「中古車だから」と自分に言い聞かせながら作業をしたものの、内心ヒヤヒヤ・ドキドキでした。
ガラスに傷はつかなかったけど、心は傷まみれです。
今度ステッカーを剥がす機会があれば、ぜひ専用品を揃えて挑みたいと思いました。
ステッカーはがし液は他のメーカーからも出ているようです。
スクレーパーも各メーカーから販売されているようですね。
以上、低燃費・低排出ガス認定ステッカーを剥がす方法についての記事でした。
この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。